「親が退院することになったけど、介護保険って何をどこに持っていけばいいの?」
「市役所に行けばいいのはわかった。でも何を持っていくの?誰に話せばいいの?」
申請したいのに、最初の一歩が分からなくて時間だけが過ぎていく——そういうご家族を、現場で何度も見てきました。
この記事では、介護保険の申請を自分で動いてやり切るための手順を、一から全部お伝えします。
目次
- まず「どこに申請するか」を確認しよう
- 申請に必要なもの
- 申請から認定まで、流れを把握しておこう
- 認定調査のときに「損しない」準備
- 申請は「退院前」に動くのがベスト
- 「自分でやるのが不安」なら地域包括支援センターへ
- まとめ
まず「どこに申請するか」を確認しよう
申請窓口は市区町村の介護保険担当窓口です。
「市役所・区役所・町村役場」の福祉課や高齢者福祉課が担当していることがほとんどです。名称は自治体によって違うので、「介護保険の申請をしたい」と電話で伝えれば案内してもらえます。
📌 ポイント:親が住んでいる市区町村に申請します。子どもが別の市に住んでいても、親の住所地の窓口です。
申請に必要なもの
| 書類 | 備考 |
|---|---|
| 介護保険被保険者証 | 65歳になると自動的に郵送されている ※今後送付されなくなる可能性あり |
| 申請書 | 窓口でもらえる。自治体HPからダウンロードも可 |
| 本人確認書類 | 申請者(家族)のマイナンバーカードや免許証 |
| 印鑑 | 不要な自治体も増えている |
被保険者証が手元にない場合は、窓口で再発行を同時に依頼できます。焦らず「見当たらない」と伝えれば大丈夫です。
申請から認定まで、流れを把握しておこう
- 窓口で申請書を提出
- 認定調査員が自宅や病院に来て聞き取り(約1週間以内)
- かかりつけ医が「主治医意見書」を作成(自動的に依頼される)
- 介護認定審査会で審査
- 認定結果が郵送で届く(申請から原則30日以内だが一月半かかる場合が多い)
認定結果は「非該当/要支援1〜2/要介護1〜5」のいずれかです。結果の見方は別の記事で詳しく説明します。
認定調査のときに「損しない」準備
認定調査は、調査員が本人に直接質問する場面です。ここで本人が「できます」と答えすぎると、実態より軽い認定が出てしまうことがあります。
準備しておくと良いこと:
- 日常の困りごとをメモにまとめておく(「一人でトイレに行けない」「夜中に何度も起きる」など)
- 調査当日、家族も同席する
- 「いつもはできないけど今日はできた」という場面があれば、後から調査員に伝えてOK
💬 一言:良く見せようとしなくていいです。普段の状態をそのまま伝えることが、適切なサービスにつながります。
申請は「退院前」に動くのがベスト
退院後にサービスを使いたい場合、認定が出るまで最大30日かかります。退院日に合わせてサービスを整えるには、入院中から申請を始めるのが理想です。
病院のソーシャルワーカー(MSW)に「介護保険の申請を進めたい」と相談すれば、段取りを一緒に考えてくれます。退院の話が出たタイミングで、すぐに声をかけてください。
「自分でやるのが不安」なら地域包括支援センターへ
手続き自体は難しくありませんが、「一人でやるのは心細い」という場合は、地域包括支援センターに相談する方法もあります。
地域包括は申請の代行はできませんが、書類の準備を一緒に確認してくれたり、その後のサービス選びも相談に乗ってくれます。市区町村の窓口で「地域包括はどこですか?」と聞けばすぐ教えてもらえます。
まとめ
- 申請窓口は親の住所地の市区町村
- 必要なのは被保険者証・申請書・本人確認書類
- 認定まで約30日強かかるので早めに動く
- 認定調査では普段の状態を正直に伝える
- 不安なら地域包括支援センターに相談を


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